日本に住む親と妊娠可能な男女よ！　法治国家日本は、日本国憲法第24条で両性の合意のみに基づき婚姻を保障し、少子高齢化を憂える政府は、少子化担当大臣まで創って出産を奨励している。しかし、早熟な女子は、10歳頃から生理が始まり妊娠可能な時代である。　
　2008年調査によれば、児童養護施設に居る子たちは42,000人以上。たとえば、初産時18歳の母は出産毎に蒸発を繰り返し、その都度、子は養護施設へ追いやられ、5人目の男性と同棲中など。出生から18歳まで赤ちゃんポスト、乳児院、児童養護施設や児童自立支援施設等で育つ子や利用しなければ生命危機を来たす子たちは数10万人余。2007年度の人工妊娠中絶数は256,672人（厚生労働省）の日本である。
　ICFは、躰の機能（body　functions）の「第6章　尿路･性･生殖の機能」の『性と生殖の機能』のなかで、【性機能】・【月経の機能】・【生殖の機能（生殖能力、妊娠、出産、乳汁分泌に関連した機能）】・【性と生殖の機能に関連した感覚】・【その他の特定の、および詳細不明の、性と生殖の機能生殖の機能】に区別し、コード分類している。
　子をもつ親よ！　子が義務教育卒業までに、ICFの分類を基に、その意味のもつ重要性を十分話し合い、正しく教えてください。
　10代以上の男女よ！人間形成は【受生】の瞬間から始まっている。欲求(want)によって男女が愛し合い、「子どもがほしい」と妊娠する前に、今一度、自分たち自身の生活環境と周りの子育て環境の現実を見つめてから妊娠を考えてください。現代は、【子は親を選べない不条理】を熟慮した冷静な行動が求められている時代です。
　なぜか？あなた方とあなた方の子双方にとって、たった一度の生涯に関わる重大問題だから。
　親よ！子よ！周りの先輩よ！そして、行政担当者や為政者よ！
子たちが少なくとも義務教育終了まで。か、遅くとも20歳の成人式までに、ハビリテーション（人間の衣を纏うこと）を獲得できるようにすること。を最優先課題にしょう。
　次回は、ICFの【月経の機能】と介護保険法・障害者自立支援法の『認定調査票』の関連項目【排泄】を考えて見みる。