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niwa さんの日記

 
2015
1月 30
(金)
23:43
ICFの活動・参加のd8「主要な生活領域」(1)
本文
2010年9月9日 重陽の日
       
         ICFの活動・参加のd8「主要な生活領域」(1)
     ~介護保険法・障害者自立支援法の認定調査票にない項目~

 昔から【苗】の出来により作柄の半分が決まる意味で『苗半作』という稲作言葉がある。人間の子も同じである。出会うひきこもり・ニートの若者に質問するのは4つ。1つ“今、あなたが一番お困りの事はなんでしょうか?”「別に・・・」2つ“小さい時のご両親との思い出は?”「母親に遊んでもらった記憶は一度もない」の答えと影の薄い父親像。3つ“何に一番興味があるの?”「別に・・・」4つ“ご両親は何て言っている?”、「あなたの好きなことをやりなさい。」と答える人が多い。
 子を産んだだけでは母親ではない。毎日、愛情あふれる濃密な声かけと関わりを持って育んではじめて親と認知されるのである。そして、周りの社会的環境との折り合いができて、健康な躰をつくる!それが稲で言う「苗半作」である。【三つ子の魂百まで】小さい時から「この子は何に関心や興味が強いか」を見守っていれば、義務教育までに自炊ができて、独り立ちのハビリテーションに、適切なアドヴァイスをできるのが親である。と言えよう。
 ICFは子が育まれる社会環境の「主要な生活領域」をつぎのように分類している。
Ⅰ 教 育
 1 家庭教育
 2 就学前教育(幼稚園・保育園)
 3 学校教育(小・中学校)
 4 職業訓練
 5 高等教育
Ⅱ 労働 と 雇用
 1 研修(現任教育)
 2 就労
  1)求職活動
  2)仕事の継続
  3)退職
 3 雇用形態
  1)自営業
  2)非常勤
  3)常勤
 4 ボランティア
Ⅲ 経済生活
 1 生活上の経済的な取引
 2 経済的価値を伴う取引
 3 経済的自立
   1)私財の管理
   2)公的な資格・権利の保有

 以上のように、ICFは分類している。
 日本の現状は、Ⅰ教育の分類で3義務教育と5高等教育の間の4職業訓練が、各種学校に任され、最終学歴が高等学校卒になる。というように軽視されている。
 そのため、受験する本人の大学進学の目的が不明であっても、親の期待は大きく、経済状況次第で大学へ進学しているため、その弊害は、競争率の高い大学ほど、ひきこもりや精神を患う学生が高くなる傾向がある。その背景に、就活にとって、実際には『ダブルライセンス』社会として、技能・技術が有用であるにも拘らず「大学卒」の履歴書が重視される学歴社会日本がある。
 しかし例えば、人間は18歳ごろから老化現象が始まるので、寿司屋や菓子屋の職人を育むに、大学卒の年齢の手は硬くて柔軟性が乏しく、自由に季節に応じた形をつくることが難しい。と言われるように、中学や高校卒業時から【職業訓練】が重要な『教育』であることを文部科学省が緊急課題として位置付けた具体的な対策を取らなければ、日本の伝統文化や第1次産業である農林水産業の後継者が育まれないことになるのは明白である。
 ICFの『ボランティア』の位置づけは、2009年11月29日・2010年1月2日の項をお読み下さいませ。 
 次回は、d8「主要な生活領域」の具体的な内容を説明します。お楽しみに!!
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